2015年10月30日金曜日

【全室】 趣味のはり絵 民芸紙画展/みどり会

ただいま「趣味のはり絵 民芸紙画展/みどり会」を開催しています。

「みどり会」は村城翠江先生がご指導されている、はり絵教室です。
当ギャラリーでは3年振りの展示になります。
一見、水彩画や水墨画のように見えます。
「写真ですか?」と聞かれることも多いそうですが、
よく見ると、それがはり絵だとは信じられない程に細かい作業が施されていることがわかります。
まず最初に風景などの写真を撮ったり、別の紙に下書きをしたものを参考に
全国から集められた数百種類の色の和紙を、ハサミなどは使わずに手でちぎって
洗濯のりで貼り付けされて作品が作られます。
細い線などは紙縒り( こより )を使って描かれます。
お話を伺いながら作品を見ていて、シンプルな工程でこれだけ繊細な作品が出来上がるのかと驚きました。
はり絵作りにまだ慣れていない人には制作の最初から最後まで村城先生がご指導され、
ベテランさんには思うように作ってもらいますが、全ての作品に村城先生ご自身が墨や絵の具で影などをつける
「筆入れ」という最終的な仕上げの作業をされて完成します。
約50年この方法を変えずに制作されているそうです。
作品をご覧になると、繊細でありながらも揺るがない力強さを感じていただけることでしょう。

また、今回は出展されている方々それぞれの故郷を題材にされた作品を集めた「ふるさとのコーナー」の展示もあります。
慣れ親しんだ土地への愛着がそうさせるのか、作品からはどこかリラックスした雰囲気が感じられます。
是非実物をご覧になって「はり絵」の魅力を感じてみて下さい。

[期間] 10月30日(金)~11月4日(水)
[開館時間] 10:00から19:00まで ※11月4日(水)は18:00終了
[入場料] 無料