2015年12月18日金曜日

【第1展示室】 世界自然遺産屋久島と黒潮の貝殻展/俊デザイン

ただいま第1展示室では、俊デザイン「世界自然遺産 屋久島と黒潮の貝殻展」を開催しています。
”俊デザイン”こと、谷口俊四郎さんによる貝の展示は今年の7月にも開催されていましたので、
再展示を楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。















現在屋久島にお住まいの谷口さんは少年時代に貝の魅力にめざめ、その後ご自身で貝殻の収集をされています。
今回もコレクションの中から、国内外のさまざまな貝と、撮影された写真をご覧いただけます。































中でもお客さまからの質問が多いのは、上の写真にあるタカラガイの仲間について。
陶磁器のようにツヤツヤとしているため、「ニスを塗っているんですか?」「研磨してるんですか?」と
尋ねられるのですが、谷口さんに教わったところによると、このツヤは天然のものだそうです。
タカラガイの仲間は、生きている間は”外套膜”という器官で全体を覆っているため貝殻にキズが付きにくく、
また外套膜によって貝殻を作る成分が分泌されるので、表面が保たれます。
よって、新しく採取された殻ほどツヤがよく、死んでから時間のたったタカラガイの殻は波にもまれている間、
表面を砂などに傷つけられるので、すりガラスのようにツヤが無くなってしまうのだとか。
ちなみに、写真にある「ウミウサギガイ」(白い貝)は海に居るあいだ、真っ黒な外套膜に包まれているのですが、
指でつつくと膜が引っ込み、白い姿に変わるので「変身上手な貝」として知られているそうです。
そのほか、全長5mmにも満たない「微小貝」も展示されており、こちらについても採取の際の
エピソードなど、興味深いお話を聞かせてくださいました。

































そして今回は谷口さんによる、流木彫刻の作品も展示されています。
すべて屋久杉の流木だそうで、神仏など古典的なモチーフを彫ることが多いそうです。
制作は少し彫って、しばらく置いておいてから彫り足したりと、マイペースで楽しんでいらっしゃるようで、
それぞれの像の表情もどことなくユーモラスです。
















展示期間中は谷口さんが在廊され、貝の写真集の販売なども行なっています。
ぜひ、自然の生み出す造形の面白さを感じにいらしてください。


谷口俊四郎さんホームページはこちら:SYUN DESIGN


[期間] 12月18日(金)~12月23日(水)
[開館時間] 10:00から19:00まで ※12月23日(水)は18:00終了
[入場料] 無料