本日より第1展示室では佐藤絵画教室「第4回よみがえるペン画の魅力展」を開催しています。
佐藤絵画教室では油彩・水彩・ペン画を指導されており、奈良・京都・八尾・大阪・枚方の5か所で活動されています。
ペン画のみで構成した展示会は4回目。19名の生徒作品と講師・佐藤一正先生による54点を展示しており、
ペンと紙だけで表現されたシンプルな作品は毎回ご覧になったお客さまからも好評をいただいています。
今回は、モノクローム作品に加え全体をカラーペンで描かれていたり、部分的に彩色されていたりと、「色」が印象に残ります。
主宰の佐藤先生にお話をうかがいました。
「ペン画というと白と黒、モノクロームという印象が強くありますが、もっと新しいイメージを作りたいんです。色を使うといっても絵の具のように面で塗ってしまうのではなく、あくまでペン画ですからしっかりとモノクロでも描いて、そのうえで彩色やカラーペンを使う、線を活かしたものですね」
カラーペンだけで制作された作品は、線で描かれているためか心地よい軽さ・明るさが感じられます。
また、黒い線とカラーの線の両方を用いたものは全体の色調にニュアンスが加わり、こちらも違った味わいがあります。ペン画のほかにも、インクののったアクリル板をニードルでひっかいて、下地の色をだすスクラッチ画など、様々な線の表現を楽しめます。
使う画材についてもどんどん新しいものをとりいれているそうで、
「最近はとても性能のいいボールペンがたくさん出ているので、おすすめしています。
つけペンと違ってインクのボタ落ちが無いし、線の太さも種類が多い。
持ち運びも手軽ですから出かける時に2、3本カバンに入れておいてね、ちょっとした時間にもスケッチができますよ」
手法がシンプルなだけに線の重ねかた、描き込みの濃さ、葉の描写一つとっても作者ごとの特徴が際立つようです。
「出展している生徒さんには80代の方もいて、熱意があれば年齢や経験に関係なくこんなに描けるようになるんです。今は使いやすくていい画材が手軽に買えるし、これから絵を始めるにはペン画っていいと思いますね」
とのことでした。
現在も受講生を募集されていますので、関心のある方はお声がけされてみてはどうでしょうか。
皆様のお越しをお待ちしています。
[期間] 11月22日(金)~11月27日(水)
[開館時間] 10:00から19:00まで ※11月27日(水)は18:00終了
[入場料] 無料