ただいま第2展示室では「第16回日本画あゆみ会展」を開催しています。
当ギャラリーでは2年に1度のペースで展示会を開いています。
7人の生徒さんによる作品が出展されています。
柔らかな色彩で描かれた作品が並び、穏やかさが感じられます。
西川先生にお話を伺ったところ、あゆみ会ではデッサンや作品の構図、絵の中での空間づくりなど、絵画の基礎にあたる要素をしっかりと指導されるとのこと。
「デッサンは絵を描く始まりなのでしっかりやります。ただ、写実と言っても写真みたいに見えたものをそのまま全部写し取るのではなくて、自分が描きたいと思った色や形、主題を生き生きと表現するために、
わざと遠近感を崩したりメイン以外の色の構成を考えたり、デッサンに拘束されないことも大事なんです。
だから、いずれは生徒さんも自分のルールを作っていってくれたらと考えています」
じっくり自分の気持ちと向き合って、時間をかけてつくることの大切さもあるんじゃないかと思いますね」とも話しておられました。
作品から感じられる落ち着きは、そうした思いも反映しているのかもしれません。