ただいま第1展示室では「山手グラスアート教室展 」を開催しています。
山手グラスアートは川端美絵先生が指導されているガラス工芸教室で、京田辺市で活動されています。
当ギャラリーでの展示は2回目。サンドブラスト、ランプワーク、フュージングの技術を教えておられ、
それらの方法で制作されたアクセサリーやランプを中心に構成されています。
今回は畑真紀子さんの教室作品も一部出展されており、エキゾチックなものもあれば、
和風のもの、愛嬌たっぷりのものなど同じガラス素材でもさまざまな表情の作品が並びます。
こちらの教室では、アクセサリーやランプ、食器など実際に身につけたり使ったりできる
作品を多く制作されています。
「生徒さんは女性が多いので、新しい服にあわせるならどんなものを作ろうか、好きな飲み物にこういうグラスを、と生活の中でガラスを楽しんでいます。そこからアイデアも広がっていきますね」
上のグラスは内側にサンドブラストを施してあり、ビールの泡立ちがとてもいいのだとか。
自作のグラスでの一杯、より一層美味しく感じられることでしょう。
上の写真は川端先生の作品。
球形のガラスパーツははランプワークという技法で作られており、中空に成形されています。
そのため見た目のボリュームよりも軽いつけごこちで、実際に身につけたときの機能性にも気を配って作られていることがわかります。
ちなみにピアスやイヤリングなどの対になったパーツを中空に作るのは、サイズを揃えるのが大変なのだそう。ネックレスではサイズが大小のグラデーションになっており、高い技術がうかがえます。
素材にはベネチア、チェコ、ドイツなど海外製のガラスを使われています。
「教室ではいい素材、道具、そして技術を大切にしています。
初心者から上級者、みなさん同じ技法で作品づくりをしても、やっぱり色合わせや、ガラス以外のパーツの組み合わせにしてもその方の個性がでるんですね。私の技術や蓄積を生徒のみなさんに伝えて、自分の作品づくりに活かしてもらうことがとても楽しいです」
会場ではフュージング、サンドブラストデザインの材料を準備されているので、
希望者がいらっしゃる場合はワークショップもされるとのこと(要参加費)。
興味のある方はお声がけされてみてはいかがでしょうか?
どうぞお誘い合わせの上お越しください。
[期間] 3月22日(金)~3月27日(水)
[開館時間] 10:00から19:00まで ※3月27日(水)は18:00終了
[入場料] 無料